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初めての出会いは、輸入元の国分さんのワイン・カタログでした。
ラベルの雰囲気の良さに目を惹かれ営業担当さんに尋ねると、
その当時新しく取り扱いが決まったばかりのカリフォルニア・ワインだとの事。
loach=ドジョウ≒土壌
転じて、「美味しいワインに欠かせない良いブドウは、やっぱりドジョウ=土壌がタイセツ…
というのを訴えかける為の日米をマタに掛けた壮大なダジャレだねっ」などと冗談を言って
その場は何事もなく過ぎたのですが…
ふとしたきっかけで試し飲みさせていただいた「デ・ローチ(ローシュ)」。
あまりの美味しさに目を見張り、即座に発注。今回、ご紹介させていただける運びとなったのです。
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ずっと「ドジョウ・ワイン」と勝手に愛称をつけていたんですが、
このワイン名は「セシル・デローチ」さんが設立したワイナリーの
ワインだったから付いたもののようです。
現在は「デローチ」さんの手を離れて、ワイナリーを運営するのは
フランス・ブルゴーニュの最大手ワイン・グループの「ボワセ・ファミリー」。
新世界・カリフォルニアならではの完熟した果実味を持ちながらも
エレガントさを上手に隠し持った素敵な味わい。
泥臭いドジョウのイメージなんて全然な、金魚でもまだ足りない
というくらいの、洗練された香味が素晴らしいワインなのです。
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De Loach Heritage Reserve Zinfandel 2011
デ・ローチ ヘリテイジ・リザーヴ ジンファンデル 2011
カリフォルニア・オリジナルのブドウ品種を挙げるとするならば、
何をおいても「ジンファンデル」。甘く感じられるほどぷりっぷりの果実味だったり、
アルコールが強くてパンチのある飲み口だったり、なにしろエネルギー溢れるイメージのあるブドウ品種。
ですが、この「デ・ローチ(ローシュ)」のジンファンデルは濃さ&強さだけでは
終わらない、適度な節度を保った酸のバランスがとっても素敵なワインです。
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